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過去最高の運航便数 25年冬期、アジア・中東路線が大幅増

25/11/20

2025年冬期スケジュール期間(25年10月26日―26年3月28日)の国際定期便が過去最高の運航便数を更新することが明らかになった。国内8社、国外120社の航空会社から事業計画の申請があり国土交通省が認可、11月5日に発表した。

25年冬期当初の運航便数は前年同期比9%増の週6240・5便。このうち旅客便は同10%増の5679便で、冬期として過去最高の数値になった。

旅客便の方面別では、インドの同35%増やカタール同24%増をはじめタイ同17%増、台湾とトルコ同14%増などアジア、中東路線で便数が大きく伸びた。北米路線では米国本土同7%増、カナダ同19%増。欧州はイタリア、スウェーデンなどの路線で同9%増になった。

成田・羽田・関西・中部・福岡の主要5空港もすべて前年同期を上回る便数で就航。特に今年夏に発着枠が増加した2空港、関西は同13%増、福岡同10%増になり、関西では韓国路線が約2割、福岡では中国路線が3割も増えた。この冬発着枠が増加した成田はアジア路線を中心に堅調な伸びを示している。

また、地方空港においても全体で同25%増と大きく便数が増加。タイの同108%増を筆頭に韓国同25%増、中国同23%増、台湾同21%増と伸びた。

訪日外国人旅行者数が史上最高の伸びを示す中で、国際線定期便の増加はさらにインバウンド市場を活況にしていきそうだ。

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