関空、新・国際線エリアがオープン 快適で便利な免税店も
大阪府の関西国際空港で12月5日、新たな国際線エリアがオープンした。これに先立ち、報道関係者向けの内覧会が現地で行われた。
今回のオープンは、現在実施中の第1ターミナルビルリノベーション工事での一環。まず、国際線の出国審査場がこれまで南北2カ所だったのが1カ所に集約された。その出国審査後に、日本の国際空港で最大級のウォークスルー型免税店「KIX DUTY FREE」がオープン。化粧品・香水、酒、たばこ、菓子類の4つのゾーンに分かれ、空港免税店初となる日本の老舗酒造会社をはじめ、人気や話題性ある341ブランドがそろう。事前予約商品の専用受取カウンター、菓子類をセルフ注文できる専用端末(20台)も新たに導入された。
また、有名高級ブランドのブティック、空港初・関西初となるラーメン店「MENSHO」(麺庄)やピザカフェ「KIX BEER」など、物販16店舗と飲食9店舗を含む27店舗が出店。免税店を出たエリア「PLAZA」には、日本建築や庭園を思わせる広々とした休憩スペースを設置し、一部のベンチには畳が使用されるなど日本らしさが感じられる空間で日本出発前のひと時を過ごすことができる。
関西国際空港では、昨年10月に国内線エリアをまずリニューアル。今回はこれに続く第2段階で、工事進捗状況は約7割。今後、大阪・関西万博の開催を見据え、2025年春に国際線の保安検査場と新ラウンジの運用開始で主要機能が完成。さらに26年秋には国際線出発エリアの南北に商業施設が増設され、工事開始前の店舗数とほぼ並ぶ予定となっている。
(本紙特約記者 シカマアキ)
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