日本初のハイブリッド観光船 一本松海運/大阪
25/05/08
大阪市内の河川で「なにわ探検クルーズ」などを運航する一本松海運は、日本初のハイブリッド観光船「Selene(セレーネ)」をこのほど就航させた。
セレーネは、電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせ、高い動力性能と低燃費化を実現したトヨタ自動車のハイブリッド・システムを搭載。旅客定員は12人で、客室スペースを広めにとり高級感ある座席シートを設置、ゆったりとしたクルーズを楽しめるようにした。屋根は川面との距離が短い橋に対応するため可動式を採用している。チャーター貸切需要に対応し、リクエストに応じたコース、エリアを運航する計画で、チャーター料金は現在検討中。

チャーター利用も可能なセレーネ
4月8日に関係者を招いた試乗会では、堂島浜船着場から堂島川―大川―堂島川―堂島浜船着場を周遊し、約40分間のクルーズを楽しんだ。

高級感のあるシートでリバークルーズが楽しめる
同社では大阪・関西万博の開幕に向けて独自で新造船の設計と開発を進めてきたが「富裕層の外国人観光客を中心に利用していただき、急拡大して水都大阪の水上コンテンツに不足している部分を補いたい」とし、SDGsの4つの目標に則した環境に配慮した次世代観光船の利用を呼びかけている。
問い合わせは、電話06―6441―0531。
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