新幹線開業に向け事業推進 福旅協・石旅協共栄会が総会
23/01/30
福井県旅行業協会共栄会(前田健二会長=美松)と石川県旅行業協会共栄会(萬谷正幸会長=瑠璃光)の合同総会がこのほど、石川県加賀市・山代温泉のゆのくに天祥で開かれた。いずれの共栄会も会員増強の推進と受入会員への集中送客、情報宣伝、情報交換などの事業推進を決めた。
総会のあいさつで前田会長は、旅館業界が取り組む外国人の特定技能人材雇用に関して「ホームページでもマッチングセミナーなどを開いていますが、利用が少なく困っています。ぜひ活用してほしい」と呼びかけ、コロナにおける宿泊施設へのガイドラインが大きく変更されているので、チェックしてほしいと話した。また国に対して「コロナ禍で厳しい経営に陥っている観光業界に住宅減税やエコカー減税のように観光減税を要望していきたい。そのためには業界が団結して、声を挙げなければなりません」と協力を求めた。
萬谷会長は「10月ごろから人が動き始め、1月から全国割も再開されます。春にはコロナも『5類』に引き下げられると聞いていて通常の形に戻ることを期待しています。我々にとっては2024年春に北陸新幹線敦賀開業など明るい話題があり、新たなビジネスチャンスが広がります」と述べ、旅行業協会とともに旅行需要を拡大できるよう努力したいと話した。
総会後は北陸エアターミナルビルの南井浩昌社長が「小松空港の現状と展望」について講演し、意見交換会も行われた。
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