日光、鬼怒川からも近く−尾瀬以外にも魅力 群馬県片品村
群馬県から片品村観光協会の倉田剛さん、県大阪事務所の安田京子さんと權有希子さんが2月4日、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、日本を代表する山岳観光のメッカ尾瀬を抱える片品村の魅力を紹介した。
春のミズバショウに始まり、夏は多くのトレッキング客を集める尾瀬。日本最大級の湿原は、まさに別天地。尾瀬の最短ルートが片品村だが、いま村では、尾瀬周辺の観光素材で旅行商品化を働きかけている。この日も、京阪神の旅行会社をセールスに回り、好感触を得たという。
倉田さんが強調したのは、片品村が北関東の宿泊拠点、栃木県の日光や鬼怒川温泉から近いこと。「村から1時間以内で、日光東照宮まで行けるんです。かつて日光から村へ至る日光街道は、とうもろこし街道として一世を風靡しました。寒暖差が大きい畑で採れたトウモロコシは、甘くて美味しいと人気で、最盛期には街道沿いに50軒近くの路面店が並んでいました。農家直売の路面店は片品村が発祥地なんですよ」。
今も8月に入ると、路面店が並び、日光をベースにとうもろこしを食べて村に入ると、大自然のアクティビティが待つ。
「本州一の透明度を誇る菅沼ではSUP(スタンドアップパドル)が人気です。水中に吸い込まれそうな透明度です。日光白根山ではロープウエーに乗って天空の足湯はどうでしょう。足湯に浸かりながら、富士山も見ることができるんです。空気が澄む秋は特にお勧めです」と倉田さん。
群馬県では今年4月からデスティネーションキャンペーン(DC)も始まる。アフターDCの夏から秋に片品村の商品化も一考か。

群馬県片品村の皆さん
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