滞在拠点化へ魅力打ち出し　群馬県嬬恋村

群馬県嬬恋村から、鬼押出し園の五十嵐亘孝さん、嬬恋プリンスホテルの青木操さん、県大阪事務所の安田京子さんと權有希子さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、県内の草津温泉や万座温泉、隣の長野県軽井沢町など著名な観光スポットの拠点として嬬恋での滞在をアピールした。

浅間山の噴火活動で特異な地形が見られる鬼押出し園。昨年、開園から70周年を迎え、日本ジオパークに選ばれた地形ガイドツアー、マニアから「天体の聖地」と呼ばれる星空観測、灯籠ナイトウォークなど様々な活動を展開している。五十嵐さんは「人気番組『ブラタモリ』にも取り上げられ、四季を通じて素晴らしい景観が楽しめます」とアピール。

嬬恋プリンスホテルは一時に比べ客足が落ちた。理由は温泉を前面に打ち出したためだと五十嵐さん。「周辺には有名温泉地が数多くあります。ホテル本来の滞在の魅力に回帰しようとしています」。そこで今取り組んでいるのが群馬県産の食材にこだわった料理や、広大な芝生広場でのヨガ体験などオーベルジュとしての魅力創出だ。

青木さんは「客室からは浅間山が望め、新しいホテルではないのですが昭和レトロ感があると喜ばれています。カップルや夫婦がのんびり滞在し、うちを拠点に周遊も楽しんでいただければ」と話した。