楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

“エノキアン”から学ぶ

19/01/07

創業200年を超えた老舗のみが加盟を許されるエノキアン協会。フランスの団体だが各国の企業が加盟している。昨年、この団体の会長に初めて日本人が就任したことで話題になった。会長になったのは江戸幕府4代将軍家綱の時代にあたる寛文9年(1669年)に創業した岡谷鋼機の岡谷篤一社長だ。

岡谷社長は300年にわたって会社を継続できた秘けつの一つとして「たゆまぬコミュニケーションが困難を打ち破ってきたことが幾度かあった」と話しており、コミュニケーション力で社内の困難を乗り切ってきたと話している。協会の加盟数は47社。ヨーロッパ企業が中心で、アジアでの加盟は日本だけだという。8社が加盟しており、旅館業界では石川県の法師が入っている。

ある調査では、日本で創業100年以上の企業は約3万3千社あり、そのほとんどが家族経営の概念を維持するオーナー企業だそうだ。エノキアン協会加盟の企業も創業者の子孫が経営に関わるファミリービジネスが中心になっているという。

既存の観光産業に携わる企業である旅館ホテルや中小旅行会社などもオーナー企業で成り立ってきた。現在どちらかといえば家族経営否定の時代だが、家族間でもコミュニケーション力を発揮する超老舗企業から学び、前進する1年にしたい。

(トラベルニュースat 19年1月1日新年号)

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

和歌山龍神に輝く夕夜景

大阪の中心部から車で約2時間、南紀白浜空港から1時間ほどの距離に位置する和歌山県田辺市龍神...

サステナブルアイランド四国への誘い・愛媛編

四国が進める観光のテーマは「持続可能」だ。社会全体のテーマとしてもはや中心に座りつつあるサ...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ