社説本紙から
ヒュッゲの考えを知る
デンマークで心の持ち方を指す言葉として知られる「HYGGE(ヒュッゲ)」。物質ではなく、人と人とのふれあいやリラックスした時間に満たされることを大切にする考え方で、いま欧米を中心に広がりを見せているという。 このヒュッゲの考え方がこれ...
宿の特質を知って送客を
この数カ月、大阪の道頓堀界わいを見てもインバウンドの客であふれ、コロナ禍以前の状況に戻りつつあると感じる。大阪に限らず都心部ではどこも同じだろう。国もすでに都市部から地方へ向けたインバウンド施策に注力を始めている。 これからの日本の観...
旅行支援継続を前向きに
全国旅行支援の継続云々が観光業界で取り沙汰されてきたが、3月8日、観光庁は4月以降も継続することを明らかにした。2024年度に実施される全国旅行支援の予算は、既存の残予算と新たなGo Toトラベル(都道府県版)向けに用意していた約2700億...
「オール関西」で集客
先日、関西各地の旅行業に携わる十数人と長崎県・壱岐へモニターツアーに出かけた。山陽新幹線を使うと、いかに早く壱岐観光が楽しめるかを関西の旅行会社に周知することを狙ったものだったのだが、旅行会社の人たちの琴線に触れたのは別のところのようだった...
女工哀史のもう一つの歴史
前回に続いて明治から大正、昭和にかけて日本経済をけん引した絹産業のドキュメント映画「シルク時空(とき)をこえて」について書く。監督の熊野友幸さんは長野県伊那谷出身で山の映像やドキュメンタリーを多く撮ってきたという。絹産業と長野県南部といえば...
手仕事の観光業に誇りを
明治から大正、昭和にかけて日本経済をけん引した絹産業のドキュメント映画「シルク時空(とき)をこえて」(熊谷友幸監督)を見た。 映画は、日本有数の巨大製糸家を輩出した信州岡谷、小説「野麦峠」で知られる製糸工女のふるさと・飛騨古川のほか、...
今こそ宿泊料金を考える
先だって取材した旅館団体の会合で「全国旅行支援のスタートによって一部の報道機関から旅館ホテルが便乗値上げをしていると報じられた。我々は高付加価値事業に取り組み、商品価値を高めてきた。自信を持って高品質なサービスを提供していこう」という発言が...