奈良版ウェルネスツーリズム ロイヤルツーリスト・天川村で“水”を紡ぐ物語の旅(1)
奈良市の株式会社ロイヤルツーリスト(吉野福男社長)は、フィトテラピスト(植物療法士)や漢方養生指導士などの資格を持つ橋本真季さんの監修でウェルネスツーリズムを展開している。今年2月に奈良市内で実施したツアーに続き、7月には奈良県天川村を舞台に「水」をテーマにした第2弾のツアーを実施する。
第2弾ツアーは7月2―3日に
ウェルネスツーリズムは、旅行先での交流や地域資源の体験を通じて新しい発見と自己開発を促す、心と身体を健康にする旅とされる。
ロイヤルツーリストでは着地型旅行ブランド「ならたび」を推進しており、奈良県が「日本書記」にも記載されている日本の漢方、アロマの発祥地であることからヘルス&ビューティー事業の専門家である橋本さんとタッグを組み、ウェルネスツーリズムによる地元ツアーの高付加価値化に取り組んでいる。今年2月の第1弾ツアーは、奈良市内を周遊し漢方・薬草発祥の地を体感する内容で、首都圏を中心に参加者を集めて好評を得た。
第2弾で訪れる天川村は、奈良県南部の紀伊半島中央部に位置し、村の面積の4分の1が吉野熊野国立公園に指定されている。世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の主要な構成要素としての「大峯奥駈道」も抱えており、自然と歴史文化が豊かな村だ。
ツアーは「漢方の発祥の地・奈良 漢方・薬草ウェルネスツーリズム2022夏 天川編」と題し、7月2―3日に行う。「てんかわ」というロマンチックな村名の由来になった日本三大弁財天「天河大辨財天社」での特別参拝をはじめ、環境省名水百選に選ばれている湧水「ごろごろ水」など、村内の水資源を体験。宿泊は洞川温泉で、村に古くから伝わる苦味健胃薬「陀羅尼助(だらにすけ)」について学ぶほか、主原料のキハダを植樹する体験なども組み込んでいる。
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