【観光業界リーダー年頭所感】全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会 青年部部長 塚島英太 氏
愛する宿泊観光産業に携わるすべての皆様に、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は、全旅連青年部の活動に格別のご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
昨年の我が国の旅行需要は、訪日外国人旅行者の増加を背景に力強い回復を遂げました。一方で燃料費・食材費の高騰、インバウンド需要の大都市圏への偏在、国際情勢の不安定化など、宿泊観光産業を取り巻く環境は依然として厳しさと不透明さを抱えております。
こうした中、私は「温故創新 観光の中心で咲き誇る礎たれ Always be yourself」をスローガンに掲げ、全旅連青年部長として再任の一年を務めてまいりました。反省と挑戦を幾度となく重ねる中で、全国の仲間とともに、多くの学びと成長の機会を与えていただいた一年であったと、今、強く感じております。
昨年9月には、大阪・関西万博会場において「宿フェスin Osaka EXPO2025」を開催し、団体や組織の枠を超えオール宿泊観光産業として一丸となり、その魅力と可能性を国内外へ広く発信することができました。本事業は青年部の発信力と実行力、そして宿泊観光産業の底力を示す歴史的意義を有する大きな挑戦であったと受け止めております。
また、全国で開催された都道府県総会には39都道府県にお邪魔し、各地の青年部員・組合員の皆様と直接意見を交わしました。地域ごとに異なる課題や先進的な取り組みを把握し、それらを全体で共有していくことで、課題解決に向けた議論の深化や人材のスキルアップにつながり、ひいては宿泊観光産業全体の地位向上に資するものとなったと確信しております。
全国青年部長と全旅連常務理事を兼務する立場として、青年部と全旅連本体の議論をつなぐ役割も担わせていただきました。心より尊敬し敬愛する、全旅連井上善博会長の力強いリーダーシップのもとで進められている8部会制は、宿泊観光産業の未来を見据えた組織改革であり、業界の構造転換を着実に前へと進める重要な枠組みであると受け止めております。世代を超えた同志がともに活動を展開する中で、業界の諸先輩方からのご指導ご鞭撻、そして若者の挑戦を力強く後押ししてくださる体制に改めて心より感謝申し上げます。
政策面においても、全国旅館政治連盟の集いや旅館ホテル未来研究会、さらには関係各所への陳情活動等を通じ、国会議員の先生方や各省庁との対話を重ねてまいりました。こうした継続的な取り組みの中で、業界の声が着実に届き、それが具体的な形となっていくことで宿泊観光産業に対する大いなる期待と理解、そして信頼が確実に深まっていることを実感しております。観光立国の実現に向け、青年部としても今後とも現場の声を丁寧に届けてまいります。
本年も、日本の宿文化を守り育て、次世代へと確実に継承するとともに、地域の稼ぐ力の磨き直しに取り組み、宿泊観光産業を日本の基幹産業にという業界の悲願実現に向け、全力でまい進してまいります。
結びに、日頃より青年部事業を支えていただいております全国の青年部員の皆様、協定商社の皆様をはじめ、関係各位に心より感謝申し上げるとともに、皆様のご健勝とご多幸、そして宿泊観光産業のさらなる発展を祈念し、新年のご挨拶といたします。

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