周恩来元首相の詩碑に献花 日中国際文化交流協会、京都嵐山で功績称える
日中国交正常化に尽力した中国の周恩来元首相の詩碑が建つ京都・嵐山の亀山公園で5月20日、周元首相の「雨中嵐山」創詩100周年と詩碑建立40周年を記念した献花式が行われた。京都市の門川大作市長、中国駐大阪総領事館の李春領事ら日中の関係者約150人が日中交流の発展を祈り、詩碑に花を捧げた。
周元首相は1917年から2年間、日本に留学した。「雨中嵐山」は帰国直前の1919年、雨にけぶる嵐山に一筋の光を見い出した思いを詠んだものだ。周元首相は1976年の没後、本人の遺志により墓を建てなかったことから、79年に建立された詩碑は数少ない追悼の場所になっている。
献花式であいさつした門川市長は「日中両国の交流に大きな功績を残された周恩来氏の詩碑の前で、さらなる交流に決意を新たにしています。市民間の交流、とりわけ文化による交流が大切」と話した。
また、李領事は「周恩来氏の遺志を皆さんと未来へつなげたいと思います」と話した。

「雨中嵐山」詩碑の前に並ぶ門川市長
(右から3人目)ら
献花式を主催した周恩来記念事業実行委員会(尾池和夫委員長=元京都大学総長)主要メンバーで、日中国際文化交流協会の佐藤れい代表理事は「中国人にとってこの詩碑は、周恩来元首相を偲ぶ貴重な場所です。日本を訪れた中国人観光客も数多くお参りされています。今後、国内外から寄付を募り、周恩来さんが愛した桜を植樹し、銅像も建てたいと考えています。日中交流のシンボルにしていきたい」と話していた。
記念事業はこのあと、京都市内のホテルで講演会、祝賀会が200人以上参加して行われた。
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