花、オイルで地域振興「ひまわりサミット」 まんのう町で第3回が開催/香川
香川県西南部に位置するまんのう町は、弘法大師が改修した日本最大のため池「満濃池」で知られる。同町は夏には百万本のひまわりが咲くひまわりの町でもあり、近年はひまわりを原料とした「まんのうひまわりオイル」が町の新たな産業として注目を集めるようになっている。
7月には「第3回全国ひまわりオイルサミット」が同町で開かれ、ひまわりやひまわりオイルで地域振興に取り組む自治体が集結。ひまわりオイルの販売状況や認知度、地域活性化の取り組みなどが話し合われた。
自治体は北海道から名寄町と北竜町、兵庫県から佐用町が参加。名寄町は600万本のひまわりが植えられ、3会場を観光用として公開していると報告。北竜町は231ヘクタールと作付面積では日本最大規模を誇り、2016年からひまわりオイルを食用油最大手の日清オイリオグループと連携し、17年から「燦燦(さんさん)ひまわり油」を販売している。
兵庫県佐用町は約23ヘクタールに120万本のひまわりが植えられ、毎年ひまわりの開花時に行う南光ひまわり祭りには10万人の観光客が訪れる。
まんのう町は毎年百万本のひまわりが咲き、16年から町を挙げてひまわりオイルの売り出しを始めた。しかし香川県ではオリーブオイルが全国ブランドで「ひまわりオイル」の認知度を上げていくことが課題だとした。
サミットでは今後の課題として「オリーブオイルはイタリア料理に使われ認知度が広まった。ひまわりオイルも地域の食文化と合わせたおいしい料理を提供することがアピールにつながるのではないか」といった意見が出ていた。
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