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高山植物由来の自然派 DR PLANT植物医生、日本人のスキンケアに最適

口コミで愛用者が右肩上がりで増えている自然派化粧品「DR PLANT植物医生」。中国に源を持つブランドで、2011年に東京・赤坂見附に研究所を設立し、日本人に合うスキンケア商品を開発してきた。そして19年、満を持して4月に大阪・本町で1号店、9月に旗艦店となる心斎橋店をオープン。同社の黄剣峰社長と付暁晶さんの案内で人気の理由を探った。

DR PLANTの商品は、高山植物から抽出した有用成分を配合していることに大きな特徴がある。中国雲南省の標高2400メートルの高地に、高山植物の多様性を保全しながら自社植物園を持っているのも強みだ。

高山は、昼夜の寒暖差が激しく、空気は薄く澄み、紫外線は平地に比べて格段に強い。ある意味、植物にとって過酷な生育環境なのだが、植物に含まれる有用成分が凝縮される効果もある。

そうして栽培された鉱山植物からエキスを抽出し、純度の高い天然成分を高配合したスキンケアブランドがDR PLANTのシリーズ。

1994年に設立したDR PLANTは、中国科学院昆明植物研究所と共同で植物医生研究開発センターを開設し、「黄色人種特有の角質層が薄い敏感肌について研究」(付さん)してきた。その漢方に由来した製品づくりが支持され、現在では中国を中心に各国で3700店舗を展開するまでに至っている。

日本への進出は2011年。赤坂見附に研究所を設け、高山植物のDNA解析の研究、日本人の皮膚の探究などを重ね、厚生労働者など行政機関の認可を得てきた。そして19年、大阪市内に初めて直営店舗を構えた。

「私たちは、日本人のスキンケアを調べ日本人に合う日本向け商品開発に取り組んできました」と黄社長。原料は中国産だが東京研究所で製造しているためメイド・イン・ジャパンであるものの、中国の化粧品=粗悪品というイメージの払しょくには時間が必要だったという。

そのため、黄社長がとった戦略は「一度でも使っていただいたら良さが分かっていただける」というスキンケア商品への自信をそのままに、店頭でのサンプル配布をはじめ、購入者には店内で無料エステを体験できるようにしたこと。商品は店内にキープして繰り返しエステを行うことができ、リピーターの獲得にもつなげている。

DR PLANT

リピーターが多いエステ体験。
美肌、保湿、アンチエイジングなど目的によって
約1時間、利用客に寄り添って施術する

これが当たった。

現在、心斎橋店と本町店で展開しているのは、ラン科の高山植物セッコク蘭を原料にした保湿に効く「セッコクラン」▽標高3700メートル以上の地区に育ち古来、漢方植物として愛用されてきた雪蓮で美肌を促す「雪蓮スノーホワイト」▽高山に生え中国歴代皇帝が愛用したキノコ紫霊芝を使った「紫霊芝エイジングケア」の3シリーズ(中国では30シリーズ)。それぞれ洗顔、化粧水、乳液、クリームなど計22アイテムを取り扱う。

DR PLANT

化粧水やクリームなどアイテムが充実する

エステは、好みによって美肌、保湿、アンチエイジングが選べる。DR PLANTの大ファンだという宮脇悦子さんは「初めは中国製品のイメージが強く敬遠気味だったのですが、一度エステ体験をしてみて逆の意味で裏切られました。私をはじめお客さんの肌の悩みに寄り添い、大切にしてくれるおもてなしをひしひしと感じます。東京の研究所まで連れて行ってくれました。しかも、いずれの商品も安くて質がいい。もう何人ものお友だちに勧めています。自然由来なのでアトピーなど肌に不安のある友人も愛用しています」。

実際にエステ体験をすると1時間ほど入念に施術し、肌も身体もすっきり。「お客様の悩みを研究所にフィードバックし開発に生かしてきました。このサイクルは当社ならでは」と黄社長は胸を張る。

DR PLANT

「日本人に合う日本向け商品」
に自信を持つ黄社長(心斎橋店で)

DR PLANT植物医生心斎橋店は大阪市中央区南船場3―11―4、電話06―6484―5720。

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