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白馬岩岳で「スノーリゾートから気候変動を考える3日間」

20/01/31

白馬観光開発(⻑野県白馬村、和田寛社長)は、2月2-4日の3日間を「スノーリゾートから気候変動を考える3日間」とし、運営するスキー場「白馬岩岳スノーフィールド」で使用する電力を再生可能エネルギーで100%賄う。

昨シーズンの白馬岩岳スノーフィールド

ゴンドラやリフト、降雪機や各施設の電力などを太陽光、風力、バイオマス(生物資源)、水力、地熱などから成る再生可能エネルギーに切り替えることで、3日間のCO2排出量を1万4255キログラムからゼロに減らす。

そのため、「 CO2フリーメニュー」から3日間で 32万6129キロワット・アワーを購入する。

また、期間中、白馬高校の生徒主導のもと、スキー場でグローバル気候マーチを行うほか、気候変動問題に関する上映会やトークイベントを行う。グローバル気候マーチでは、当日、参加者と共に作成する地球温暖化対策を訴えるプラカードを持って一斉に滑走する。SNSを利用し「プラカードコンテスト」も行う。

 

ストップ、地球温暖化と訴え、プラカードマーチ

白馬高校の生徒有志は、2019年9月に、村内で「気候非常事態宣言」を求める署名活動およびマーチを行い、その後、白馬村が「気候非常事態宣言」を行っている。

白馬観光開発、5年でCO2排出量6%削減へ

イベント後も白馬観光開発では、環境負荷の低いクリーンなスキー場経営を強化する。SDGs(持続可能な開発目標)に賛同し、毎年の売上の1%以上相当をSDGs関連に投資・充当し、今後5年間で白馬観光開発が排出するCO2を6%削減する。

具体的な取り組みでは、 乗り合いでの来場を促進するための、「CARPOOL優先パーキング」の設置、場内照明のLEDへの切り替えなどを進める。

また、白馬観光開発が運営に携わる 「白馬八方尾根スキー場」のアルペンクワッドリフトでは、 2月から通年で、「 CO2フリーメニュー」を適用し、CO2ゼロで運行する。

白馬岩岳スノーフィールドでは雪不足により、 今シーズンのオープンが前年よ8日遅れ、年末年始を過ぎても山麓部まで滑走ができなかった。

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