ウィズコロナに対応
新型コロナウイルスの影響下で、観光客の動きが注目されていた今年最後の大型連休シルバーウイーク。結果、高速道路は久方ぶりの渋滞となり、有名観光・温泉地は多くの人で賑わった。ゴールデンウイーク、夏休みは遠出が控えられただけに、ようやく少しは観光客が動き出したと、胸をなでおろした観光関係者も少なくないだろう。
筆者もシルバーウイーク期間中、京都・嵐山や宇治・平等院、和歌山市などに足を運んでみたが、つい先日までは見ることのなかった人出に驚いた。駐車中の車のナンバーを見ても関東や中京方面が多く、カップルや家族連れが目立った。ほとんどの人がマスクをつけ、感染予防に努めていたように思えた。あとは2週間後にコロナ感染者数が大幅に増えないことを祈るのみである。
これで感染者数が増えなければ、ウィズコロナのつきあい方の一歩になるようにも思えるが、どうだろう。先日取材した病院の病院長は「旅行をしたらコロナに感染するのではない。旅行に出かけなくても日ごろ、マスクもつけず、手洗いもせず、1メートル以内で会話をしていれば感染率は高まる」と話しておられたが、その通りだろう。我々、観光関係者はきちんとした知識を持ち、コロナ対策をしっかりと行い、ウィズコロナに向き合いたい。
(トラベルニュースat 20年9月25日号)
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