桜えびの春漁始まる 静岡市由比港で水揚げ、市内では生食も
21/04/01
静岡県の駿河湾で3月30日、桜えびの春漁が行われ、翌31日、静岡市由比港には1・7トンが水揚げされ初せりが行われた。漁期は6月4日まで。
桜えびは、世界中で駿河湾と台湾でしか獲れない貴重な水産資源。春と秋の年2回、漁が行われている。春漁の桜えびは富士山の雪解け水で育ち、実が大きく甘いのが特徴だという。
桜えび漁は夜に行われ、翌朝には新鮮な状態で出荷される。特に静岡市内では多くの飲食店で獲れたての生の桜えびが食べられる。
由比港漁業協同組合の宮原淳一組合長は「春漁の初日を迎えることができて、一安心です。駿河湾の宝石とも呼ばれる桜えびを、ぜひ皆様に食べていただきたいです。引き続き、資源管理と漁の両立を実現してまいります」とコメントしている。
同漁協では出漁する漁船の数や漁の時間を制限するなど、桜えびの資源管理に取り組んでいる。
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