新観光ルートは「黒部宇奈月キャニオンルート」に 富山県、7千通超の応募から決定
22/09/12
富山県はこのほど、2024年に一般開放を予定している新しい観光ルート「黒部ルート」の名称を「黒部宇奈月キャニオンルート」に決定した。7千通を超える応募を参考に選定。今後この旅行商品名として商品造成を進めていく。
同ルートは、黒部峡谷・欅平から黒部ダムを結ぶ約18キロ。黒部川第四発電所建設で整備された工事用ルートで、通常工事関係者以外は立ち入ることができないが、2018年の県と関西電力の協定締結で一般開放が決定。電源開発の軌跡が体験でき、黒部奥山の絶景が望め、黒部峡谷と立山黒部アルペンルートを結ぶ新たな観光ルートが誕生することになる。
旅行商品名にもなる名称は21年9―10月に公募。7049件の応募があり、知名度の高い黒部と温泉地として知られる宇奈月からとった提案が多く、峡谷の意味をもつ「キャニオン」をあわせて新名称を決定した。
今後は、重点地域を設定。旅行商品の造成に向けて準備を進めていく。
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