琵琶湖の風物詩「雪見船」就航 2月27日まで/滋賀
滋賀県・琵琶湖の冬の風物詩として定着している「雪見船クルーズ」は今年、1月28日から運航が始まった。びわ湖雪見船協議会(佐藤祐子会長=びわ湖花街道)と琵琶湖汽船(川添智史社長)が大津港から長浜港まで運航するもので、2月27日まで琵琶湖の冬景色を楽しむことができる。
1月9日には、大津港とおごと温泉港から関係者25人が乗船し、試乗会を実施。比良山系や伊吹山などの雪景色や沖島、沖の白石、多景島を眺めながら長浜港までのクルーズを楽しんだ。
長浜港では長浜観光協会の岸本一郎会長(浜湖月)らが出迎え、佐藤会長に花束を贈呈。今年の雪見船クルーズの成功をともに誓い合った。
佐藤会長は「雪見船は1983年から運航を始めて今年で40回目を迎えました。おごと温泉や長浜にお泊まりいただき、雪見船に乗船して滋賀県で思い出を作っていただきたいと思います」とあいさつ。
川添会長は「暖冬で雪が見えないことも多いのですが、今年は比良山系の降雪が多く雪景色をお楽しみいただけます」と述べ、琵琶湖周辺に積もる雪は琵琶湖の環境に大きく影響していることを説明。「雪見船で景観をご覧いただき、琵琶湖の環境も考えていただければ」と話した。
岸本会長は「雪見船クルーズで長浜盆梅展も一緒にお楽しみいただけます。盆梅展は今年で72回目の開催となります。純和風の座敷に3メートル近い巨木や樹齢400年を超える古木など約90鉢が展示されており歴史、規模ともに『日本一の盆梅展』だと自負しています。昨年に続いて切り絵作家の早川鉄平さんとのコラボ展示を行っていますので、雪見船に乗って盆梅展にお越しください」と呼びかけた。

長浜港で出迎えた長浜観光協会の岸本会長(右端)と
花束を受け取ったびわ湖雪見船協議会の佐藤会長
今年の雪見船クルーズ乗客には、早川さんの作品をモチーフにしたオリジナルポストカードをプレゼントする。
乗船料は大人片道3500円、往復5千円。事前予約制で1月28日から2月27日までの土日月祝日に運航する。問い合わせや予約は琵琶湖汽船予約センター 電話077―524―5000。
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