22年は383万人 訪日外客数、12月に韓国など急伸
23/01/27
日本政府観光局(JNTO)が1月18日に発表した2022年12月の訪日外客数は137万人(推計値)で、前年比782・9%と急伸した。個人旅行の受け入れやビザ免除措置の再開などを追い風に11月に比べても約1・5倍となり、年間で最多となった。
国・地域別では韓国が45万6100人と急伸しているのをはじめ、台湾が17万200人、香港が14万1300人と東アジアが増加。また、米国が10万9500人、タイが8万3千人と回復基調にあることが全体を押し上げた。
この結果、22年の年間での訪日外客数(推計値)は、383万1900人となった。
21年の24万5862人からは大幅な増加となったが、コロナ前の19年(3188万2049人)比では10%程度にとどまる。
ただ、インバウンドの受け入れが本格化した22年10月以降は右肩上がりで推移し、今後も航空便の増便傾向がみられることから、さらなる回復が期待される。
JNTOでは「観光立国の復活に向けて、観光地・ 観光産業について持続可能な形で『稼ぐ力』を高めるとともに、地方誘客や消費拡大を促進しつつインバウンドのV字回復を図る必要がある」としている。
インバウンド の新着記事
- 5月の過去最高を更新 5月の訪日客、21・5%増の369万3300人(25/06/23)
- 高付加価値旅行の消費額、旅行者数ともに世界を大きく上回る JNTOが23年の市場規模調査(25/06/16)
- 桜シーズンで好調、単月過去最高を更新 4月の訪日客、28・5%増の390万8900人(25/05/29)
- 日本が仏「トラベルドール」初受賞 イノベーションやSDGsなど高評価(25/05/05)
- 「困ったことはなかった」5割超も「ごみ箱が少ない」 観光庁が訪日外国人旅行者の受入環境調査(25/04/25)