貸切バス運賃値上げ 国交省、下限額のみを公示
23/08/25
貸切バスの「公示運賃」が引き上げられる。従来の上限額と下限額の一定の幅による現行の公示方法から「下限額」のみの公示方法に見直す。8月末にも各地方運輸局が新たな下限運賃を公示、30日以内に貸切バス事業者が下限運賃のみを届け出る。
人件費や軽油価格の上昇などを背景に、国土交通省が設けていたワーキンググループの検討結果を踏まえて反映させる。走行距離が190キロ、運行時間が5時間の場合、旧下限額との比較では2―3割の値上げになる。
国交省では、運賃に幅を持たせず下限額のみを示すことで、貸切バス事業者が適正な利益を得られる仕組みづくりを促した形だ。
ちなみに近畿地方では大型バスの距離運賃が160円、時間運賃が7390円を下限に設定される見込み。
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