伝統工芸の「手仕事」プログラム化に取り組む越前市・越前市観光協会(福井県)に金賞 産業観光まちづくり大賞
23/09/22
全国産業観光推進協議会(須田寛会長)と日本観光振興協会(山西健一郎会長)が主催する第16回「産業観光まちづくり大賞」の受賞団体が9月15日、発表された。金賞には地元の伝統産業・工芸品に触れる上質な体験プログラムづくりに取り組む越前市・越前市観光協会(福井県)が選ばれた。
グランプリにあたる金賞を受賞した越前市と越前市観光協会の取り組みタイトルは「『手仕事』の価値を活用した『観光にも対応できる産地』×『稼ぐ産業』」を目指して。市内の越前和紙や越前打刃物や市外の越前漆器や越前焼の手仕事に触れる機会を見学と職人との交流についてプログラム化し、ストーリー性のあるモデルコースに落とし込んだ。見学・体験の有償化、コンテンツの質の向上に取り組み、持続的な産業観光の環境づくりを推進している。
![越前打刃物工房の製作体験](https://www.travelnews.co.jp/img/230922kankou1.jpg)
越前打刃物工房の製作体験
審査委員からは、戦略的な取り組みや参画事業者のフォローや連携強化、コーディネート力などが評価された。
そのほか、経済産業大臣賞にはミライズ(新潟県)、観光庁長官賞には鹿島市観光協会(佐賀県)、銀賞にはマルト(奈良県)、特別賞には鹿沼商工会議所(栃木県)、播州織産地博覧会実行委員会(兵庫県)、BAGASSE UPCYCLE(沖縄県)がそれぞれ選ばれた。
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