「カジュアルクルーズ」大阪―志布志に新造船 フェリーさんふらわあ
6月22日に開かれた関西クルーズ振興協議会の総会後、フェリーさんふらわあが5月15日から大阪-鹿児島・志布志航路に投入した新造船「さんふらわあ さつま」(1万3659トン)の内覧会が行われた。
新造船は「カジュアルクルーズ」を標ぼうし、船旅を楽しめるように設備を充実。117ある客室のうち94室を個室にしたほか、バルコニーを併設するスイートルーム、バリアフリー客室を設置した。協議会会員の目を引いていたのは、ペットと宿泊できる10室のデラックスルームや船尾に設けられたドッグラン。近年ニーズが高まるペット同伴旅行に対応したもので、同社によると「ウィズペットの客室は好調な予約」だという。
また、タッチパネルで船内情報や寄港地の観光情報を提供するデジタルサイネージが、船内や乗船窓口に設置されていることにも関心が高かった。全長192メートル、幅27メートルと広い船内はサインが充実。客室のドアに現在地を示すボートが据えつけられており「乗客の利便性を高めている」と評価されていた。
![さんふらわあさつま](https://www.travelnews.co.jp/img/180710transport1.jpg)
「さつま」の船内を見学
15―16時間の航海時間を快適に過ごせるようにパブリックスペースも充実。従来船に比べて、レストランは1.5倍、大浴場は1.7倍拡張しゆったりとさせた。ロビーアトリウムにプロジェクションマッピング、デッキでの星空教室など多彩な船内イベントも企画実施している。
なお、9月15日には同型船の「さんふらわあ きりしま」も就航する。
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