東京メトロ 銀座線1両に空気中のウイルス抑制ファンを試験搭載
20/11/30
東京地下鉄(東京メトロ、東京都台東区)は11月26日から、車両空気中のウイルスを抑制する車内空気循環ファンの搭載試験を銀座線の1両を使って開始した。
空気中のウイルスや細菌、花粉を抑制する機能のある三菱電機製の車内空気循環ファン6台を車両1両に搭載し、効果や保守性を試験する。
車内の空気を装置に吸い込み、電気を発生させた空間に空気を通すことで、通過するウイルスや細菌を抑制する。インフルエンザウイルスなどで効果が確認されていて、都内のコロナウイルス感染症の宿泊療養施設などで利用されているという。
東京メトロではウイズコロナでも選ばれる鉄道会社を目指し、「安心な空間」「パーソナライズド」「デジタル化」に取り組んでいる。安心な空間の提供では、これまで窓開けによる車内換気や、車両の抗ウイルス・抗菌処置に取り組んでいて、さらなる対策として検討する。
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