はとバス 東京駅-大規模接種会場に無料シャトルバスを運行
東京都で5月24日からコロナウイルスワクチンの大規模接種が始まった。
会場は大手町合同庁舎3号館(東京都千代田区大手町1-3-3 )に設けられた自衛隊東京大規模接種センター。1日あたり5000人、来週以降1万人の接種を計画している。
東京都では接種開始に合わせ、同日から東京駅丸の内南口はとバス乗り場と会場を結ぶ無料シャトルバスの運行を開始した。
毎日7時45-19時55分まで5-6分間隔で運転する。所要時間は片道約10分。往復利用や接種会場から東京駅までの片道利用もできる。
東京都の委託で無料シャトルバスを運行するのは都営バスとはとバス。合計32台のバスで運行する。このうちはとバスは半数の16台。通常は観光バスに使う黄色のボディの44人乗りバスを使用する。感染防止対策として密を避けるため当面30人程度を目安に運行する。
初便から14時頃まで東京駅で運行を見守ったはとバスの山本雄太広報室課長は「安心安全な運行に努めたい」と気を引き締める。初便の利用者は目視で3人ほど。その後の利用者はバス1台につき4―5人程度、最大で10人前後が乗車していたという。
東京都が無料シャトルバスの運行を発表したのは5月22日で、まだ周知が足りていない状況だ。
はとバスは114台のバスを保有し、通常であれば都内や都外への観光バスツアーを運行している。ただ、東京都に緊急事態宣言が発出された4月25日以降は、6月4日までの予定で全コースを休止するなど、コロナ以降は厳しい経営環境が続いている。無料シャトルバスの運行は8月23日までを予定している。
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