鉄板焼で舞鶴の至福な時 ホテルベルマーレ、食と語らいのエンターテインメント/京都
京都府舞鶴市のホテルベルマーレに鉄板焼「舞鶴」がこのほどオープンした。料理長が日本各地から厳選した黒毛和牛をはじめ、地元・舞鶴産の魚介類や野菜を使った鉄板焼を味わうことができる。料理人との対話も楽しめるエンターテインメント型の“ハレの日”の時間を提供する。
客前で料理を提供するのは大坪俊孝総料理長。リーガロイヤルホテル大阪で修行後、ホテル日航福岡、シーホークホテル&リゾートの料理長などを歴任し一般社団法人日本鉄板焼協会の副会長も務めるベテランで今年2月に着任。もう1人の戸田敬三料理長もホテル日航福岡、ヒルトン福岡シーホークで経験を重ね、これまで有名鉄板焼店で料理長を務めてきた。ホテルベルマーレが鉄板焼「舞鶴」開業にあわせて料理長に就任した。
2人をはじめ、客前では調理工程や料理素材について説明するなど、味わうだけではなく見る、語らう、楽しむ演出もセールスポイント。
大坪総料理長は「黒毛和牛を召し上がっていただきながら、料理の素材などをお話しさせていただき、至福のひとときを楽しんでいただければ」と話している。
全16席。3―6人まで対応の個室は予約制。ランチは5千円から、ディナーは1万4900円から。営業時間は昼食11時30分―14時30分。夕食17時30分―21時30分。

大坪総料理長との会話も楽しい舞鶴の鉄板焼
また、シーサイドレストランもリニューアルした。波静かな舞鶴湾を行き交う船を映し出す大きなガラス窓が目を引く。夏の団体用の昼食プランとして、肉じゃが発祥の地・舞鶴の魅力にこだわった「舞鶴肉じゃが弁当(2750円)や「チキンと野菜のカレーセット」(2200円)、「まいづる御膳」(3850円、いずれもサ税込み)を用意している。
ホテルベルマーレは、新日本海フェリー乗り場の目前にあり出入港時の食事会場はもちろん、舞鶴観光時の利用に最適。鉄板焼はVIP対応にも十分な質を備える。
グループの「松栄館」は、舞鶴鎮守府初代長官の東郷平八郎をはじめ海軍御用達の老舗旅館の別館だった明治37年開業の建物を活用。今は洋食レストランとして、旧海軍が使った海軍割烹術参考書を元に当時の海軍料理を再現している。海軍カレーライスから本格的な洋食コース料理まで多彩なメニューを味わうことができる。
松栄館では現在2階部分を改装中で、7月から1組限定の貸切で宿泊できるよう準備が進められている。
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