アフターコロナへ魅力増強 福井県若狭地方
福井県嶺南振興局の斉藤輝幸さん、若狭湾観光連盟の岩本克己さん、福井県大阪事務所の田渕隆士さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、例年関西から多くの海水浴客で賑わう若狭湾の海水浴場はコロナ禍の影響で今夏は営業しないが、来年に向けて魅力あるエリアになるよう準備を進めているという。
今年4月、レインボーライン山頂公園にオープンした「三方五湖に浮かぶ天空のテラス」は美浜、中央、若狭、茶屋、五湖の5つのテラスが設置されている。これまでも360度の大パノラマを歩きながら楽しめる山頂公園に、さらに5カ所にテラスを設けることで観光客が自身の好みにあった景観をじっくり楽しめるようになった。
「雨風をしのげる建屋もつくり、全天候型の山頂公園に生まれ変わりました。嶺南エリアの核となる観光スポットですので、多くの人にお越しいただきたいですね」と岩本さん。
敦賀市の金ヶ崎緑地に11月にオープンするのが「人道の港 敦賀ムゼウム」。大正、昭和初期の建物群を復元し、ポーランド孤児難民とユダヤ難民を当時の敦賀市民が温かく迎えたことを伝える展示内容となっている。
斉藤さんは敦賀市を含む3市町の鉄道遺産のストーリー「海を越えた鉄道~世界へつながる鉄路のキセキ」が日本遺産に認定されたことをアピール。敦賀市と南越前町、長浜市は旧北陸線でつながり、文化や経済の成熟を支えた数多くの鉄道遺産が点在する。斉藤さんは令和4年度末の北陸新幹線福井・敦賀開業を見据え、さらに観光整備を進めたいと意気込む。
田渕さんは小浜の「よっぱらいサバ」を紹介した。
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