式年遷宮へ機運醸成中 三重県伊勢志摩
三重県・伊勢志摩観光コンベンション機構の北橋亜由那さんと中川真志さん、県関西事務所の川瀬千佳さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、伊勢志摩エリアで展開しているキャンペーンと、7年後の式年遷宮に向けてスタートした事業をアピールした。
「ぶらりすと」と名づけたキャンペーンは昨年3月からスタート。現在は、独自に制作したデジタルマップを使ったスタンプラリーを展開している。伊勢・鳥羽・志摩・南伊勢・明和の3市2町に点在するエリアならではの風景や体験が楽しめる48カ所をデジタルマップを使って巡り、20ポイントに達すると伊勢志摩の特産品が当たる。
また、エリア内の施設で使用できるデジタルチケットを3千円以上購入して巡りポイントを貯めると旅館ホテルのペア宿泊券が当たる。
「デジタルマップは、ブラウザで見ることができアプリのダウンロードは必要ありません。防災マップの機能や5カ国語にも対応しています。伊勢志摩周遊にぜひ使ってください」と中川さん。
20年に一度の伊勢神宮の式年遷宮が2033年に行われ、来年から神事も始まる。同機構では来訪者の機運醸成と、地元のおもてなしの心を育むため「参宮紙札」を今年から作成。表面に「参宮」、裏面に干支を示した札でエリア内の旅館ホテルなどで販売している。「神宮の御守りと同じ伊勢和紙を使っています。宿泊施設スタッフのコミュニケーションツールとしても活用を期待しています。午年の来年も、未年の再来年と作成していきます」と北橋さん。

三重県伊勢志摩の皆さん
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