“幸せ創造産業”目指す 全旅連青年部、塚島新体制がスタート
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(全旅連青年部、星永重部長=福島県・藤龍館)の第55回定時総会が4月20日、東京都千代田区の砂防会館で開かれ、第26代青年部長に塚島英太さん(長崎県・ホテル長崎)が正式に就任した。塚島新部長は「温故知新~今こそ示せ!青年部の矜持を~“IMPOSSIBLE IS NOTHING”」を活動スローガンに掲げ、1期2年を全力で取り組むとの決意を示した。
今こそ示す青年部の矜持
総会の所信表明で塚島部長は「不確実なニューノーマルの未来への舵取りを任せられました。夢や希望を持てる業界を次代に渡すため、現役世代の我々が担わなければなりません」と述べ、稼げる地域・産業の実現や政策実現部隊としての責任、次世代人材の育成と雇用の安定、観光DX化とSDGsの推進など7つの事業方針を示した。
また、青年部こそ「幸せ創造産業」とし「できない理由、やらない理由を言わない矜持を持とう」と呼びかけた。
塚島体制では、総務戦略▽財務研修▽組織広報▽政策渉外▽労務人材▽流通DX▽未来事業の7つの委員会を設置。新たに顧問職を設け、第24代部長の鈴木治彦さんや第25代部長の星さんが就き、観光産業の日本の基幹産業とする活動展開の継続を図る。
総会では星前部長が「塚島丸は観光・宿泊業界を押し上げていってくれると思う」と新体制にエール。来賓の観光庁観光産業課の柿沼宏明課長は「日本のために一致団結して進むことを期待している。我々もサポートしたい」。全旅連の次期会長予定者の井上善博さんは「九州・沖縄から3人目の青年部長に期待する」。第9代青年部長の小原健史さんは「青年部で出会った友人を大事に、やればできるの精神でがんばってほしい」と異口同音に塚島体制のスタートに檄を飛ばした。
なお、副部長に就いたのは次の皆さん。総務戦略担当=桑島敏彦(北海道)▽財務研修担当=石川陽己(茨城県)▽組織広報担当=河本孟徳(京都府)▽政策渉外担当=荒木政臣(鹿児島県)▽労務人材担当=菅原真太郎(大阪府)▽流通DX事業担当=大平修司(徳島県)▽未来事業担当=篠崎史明(千葉県)。
(トラベルニュースat 2023年5月10日号)
- 宿の力で地方創生、観光復興 全旅連青年部2024年度総会開く(2) 塚島体制折り返しにエール(24/04/26)
- 宿の力で地方創生、観光復興 全旅連青年部2024年度総会開く(1) SDGsに資するサービス料Sチャージを(24/04/26)
- 観光物産で賑わい創出 大阪シティ信用金庫が縁結び(2) 地域の子どもたちも“作戦会議”(24/04/12)
- 観光物産で賑わい創出 大阪シティ信用金庫が縁結び(1) 各県事務所と商店街の連携を実現(24/04/12)
- “御湯印”を集めよう―わかやま12湯推進協議会、「巡湯帳」と作成 4月から販売開始(24/03/27)
- 若い力で観光業をけん引 全旅連青年部「宿観光旅博覧会・宿フェス」(24/03/13)
- 名古屋から観光復興を発信 国内観光活性化フォーラムと全旅インバウンド商談会(2) 台湾・韓国の旅行35社を招へい(24/02/28)