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関空の被害大きく、観光への影響長期化を懸念 台風21号

9月4―5日に日本を縦断した台風21号は、関西を直撃、記録的な暴風と高潮が大きな被害をもたらした。建物の倒壊や停電といった暮らしへの影響に加え、鉄道・航空・船舶といった交通網は軒並みストップ。住民だけでなく、観光客への影響も大きく、観光・旅行業界も被害を受けた。

台風は高速で通過したため洪水被害は少なく、沈静化は早そうだが、長期化が懸念される被害もみられる。

なかでも関西国際空港の浸水被害は大きい。A滑走路はピーク時にはほぼ全域が冠水し、第1ターミナルビルも一部施設が水に浸かった。本島側対岸とを結ぶ連絡橋にはタンカーが衝突し、連絡橋の一部が破損。利用客約3千人が空港に取り残され、“陸の孤島”化する事態に陥った。

9月5日時点では空港の完全復旧のメドはたたず、国内線、国際線ともに欠航が相次いだ。航空、旅行会社各社は対応に追われ、観光業界の被害の大きさは9月5日時点で判然としていないが、なかでもインバウンドへの影響が懸念される。

関空は関西の玄関口であり、ここがストップすると訪日客への影響は甚大。長期化すれば日本への“足”が確保できないどころかイメージダウンは避けられず、好調だった関西への訪日客の勢いが陰る可能性もあり、早期の復旧と正しい情報発信が求められる。

実際には連絡橋の復旧には時間がかかり、完全復旧は長期化しそう。LCCが発着する第2ターミナルはほぼ無傷だったため、こちらからの早期復旧も計画されている。

そのほか、京都市では嵐山・渡月橋の欄干が破損。二条城や清水寺も4日は休業するなど被害が出た。

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