キャンピングカーで宿泊 ワンズレンタカー、旅館ホテル、観光施設へ導入を提案
格安レンタカーを展開するワンズレンタカー(本社・千葉県船橋市)が、キャンピングトレーラー「MobiHo(モビホ)」を使用した新しいレンタカービジネスを提案。旅館ホテルの敷地内や観光施設の遊休地の活用策として設置を呼びかけている。
モビホは、大人3人と子ども1人が同時に泊まれる広さ。リビング、ベッド、エアコン、冷蔵庫などが標準装備されている。入浴やトイレなどに関しては、旅館ホテル、観光施設などの付帯設備の利用を勧める。宿泊施設や観光施設に設置を呼びかけているのも、それが大きな理由だ。
千葉県の小湊鐡道が養老渓谷駅に設置したモビホは「鉄泊」として、昨年8月単月で40件を超す予約を得た。そのほか北海道から沖縄まで、それぞれ地域の特色を表す「海泊」「島泊」「里山泊」などの名称で営業。好調な実績を残している。宿泊代の設定は基本自由。1泊1台6千円から1万円程度となっている。
![モビホ](https://www.travelnews.co.jp/img/190805topic1-600x480.jpg)
旅館の敷地、観光施設の遊休地に設置可能な
「モビホ」
オペレーション面に関しても予約受付や決済はモビホ事務局がウェブ上ですべて行う。集客プロモーションも事務局と設置オーナーが協力して行い、無人チェックイン・チェックアウトのシステムも採用。極力人的な負担が導入先にないようにシステム化されている。
ワンズレンタカーでは「キャンピングカーに慣れている訪日外国人の需要も取り込め、新しいビジネスを創造できます。ペット連れのお客様用として敷地内に設置したホテルもあり、アクティビティ会社様でのプラン化や、空いているスペースの有効活用を実現します」と、宿泊観光誘致の新たな手段として導入を勧めている。
![モビホ](https://www.travelnews.co.jp/img/190805topic3-600x450.jpg)
家族連れ、カップルなど
客層を選ばず特別な宿泊体験ができる
導入費用は新規加盟料一拠点35万円(1台。1台増のたびに7万円追加)、月次リース代1台4万2千円などとなる。
なお、10月末日まで「3か月間トライアルオーナー」を募集しており、導入費用や車両にかかる費用は一切不要で、トライアル中は売上のうち10―50%を運営手数料としてキックバックされ、本導入までの利用動向がつかめる。
詳しくは「MobiHo」ウェブサイトのオーナー募集へ。資料請求、問い合わせはトラベルニュース社編集部 電話06―4708―6668まで。
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