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夕陽サミットに参加 職場を明るくする女将が地域のイメージも変える

先日、青森県の鯵ヶ沢にて「全国夕陽サミット」に出席させていただきました。毎年各地で開催される、その地の特性と夕陽を結びつけたテーマをもとに、まちづくり向上を図るもので、今年は青森県での開催でした。

会場となったホテルグランメール山海荘では、地産地消にこだわった料理をいただき、地域の取り組みについていろいろと教えていただけることが多く、とても楽しい式典でした。夕陽を前に、地域が一丸となって話し合える環境があるというのは素晴らしいことだと感じました。

また、こちらの旅館は女将が台湾の方でとても明るく朗らかで、職場の空気を自ら明るくしていました。大きな声や笑顔が周りの従業員にも伝染するようで、活気ある旅館だと感じるのです。上に立つ人がどういう雰囲気を出すかというのは大事だなと思いました。

青森というと寒いイメージですが、客室には小さな生け花があり温かな雰囲気を感じることができ、この旅館に滞在することで、青森県のイメージがまた違うものになりました。宿泊施設とは、こうあるべきだと思わされました。

職場にはたくさんの人がいて、それぞれ協力して業務をこなしていますが、それをまとめたり正したりできる人は必要です。これを担うリーダー的な人、支配人や料理長は、よりしっかりとした考えを持つ人間でなければいけないと思います。

各地のイベントや会合に参加させていただくことが多く、そこで気づくことがたくさんありますが、この歳でもまだまだ勉強することがあるなと思い知らされます…

(大田忠道=料理人集団「天地の会」代表)

(トラベルニュースat 2025年7月10日号)

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