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万博と働き方 現場の意見を取り入れ改善

大阪・関西万博も始まり、関西は活気づいています。日々様々なニュースが飛び交っていますが、交通の便・誘導の仕方・場内の食事事情など意見も様々ですね。まだまだ開催期間はありますから、良いものを取り入れ、良くないものは改善しながら、たくさんのお客様を迎え入れられることでしょう。

お越しいただくお客様にも傾向が出てきているようで、周辺のホテルでも予想外のことが多くあるようです。ニュースでもよく取り上げられていますが、ホテルでは食事なしの予約が多数を占めるようで、観光客の「旅行中の食事のあり方」も変わってきているところがあるのでしょう。

食事を提供しないことによって人手も減らし、アメニティも最小限に抑え、チェックイン・アウト時間にも幅を持たせているホテルは、今のニーズに合っているのかもしれません。業務の仕方を変えることで、従業員の働き方も昔に比べれば大きく変わりました。

ほとんどの従業員は法に基づき、しっかりと定時通りの勤務で動いています。パート勤務の従業員も有給休暇を取得できています。労働時間がしっかりと決められた通りになり喜ぶ人ももちろんいます。ただ「もっと働きたい」と考える人は、お金を稼ぐために主軸である仕事が終わってからもアルバイトなどをする人が増えています。場所を移動してさらに労働時間を増やしているのですから、主軸の仕事にも支障をきたすような疲れが残る場合もあるでしょう。せっかく職場側が法律を守っても、現実を見れば、それでは生活できない人もたくさんいるのです。

働かせすぎて処罰対象になる企業だけではなく、まちや市・国が一丸となって考えていかなければならない問題だと感じます…

(大田忠道=料理人集団「天地の会」代表)

(トラベルニュースat 2025年5月10日号)

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