新クルーズ学コラム

離島振興にクルーズの視点
この2月に、ちょっと変わった船旅を楽しみました。定期フェリーを利用したアイランドホッピング型のツアーで、阪急交通社のトラピックスが企画したものです。 その旅は、大阪から飛行機で与論島に入り、沖永良部島、徳之島、奄美大島と各島で1泊しな...

クルーズフェリーの可能性 日本でもブーム到来は近い
定期的に運航されているカーフェリーに移動客だけでなく、船旅自体を楽しむ観光客を呼び込むビジネスモデルが欧州で生まれたのが1980年代のことで、クルーズフェリーと呼ばれています。特にスウェーデンとフィンランドを結ぶバルト海横断航路で花開き、5...

急拡大する豪マーケット
今、クルーズ人口の増加が著しい国が中国とオーストラリアです。 オーストラリアでは古くからトラディッショナル・スタイルのクルーズは人気がありましたが、2000年代になってアメリカから現代クルーズが進出して、マーケットの急拡大が始まり、1...

市場拡大へ旅行会社の「英断」
かつて、日本の旅行会社では、クルーズ商品に手を出すと大やけどを負うとして「クルーズはご法度」といわれたものでしたが、それが様変わりをしてきています。 JTBは、プリンセス・クルーズの8万総トンの「サン・プリンセス」をチャーターして、約...

日本市場の夜明け感じる
「クルーズ・オブ・ザ・イヤー」をご存じでしょうか。これは日本外航客船協会というクルーズ客船や国際フェリーを運航する業界の団体で、日本のクルーズ事業の振興のため、その年のすぐれたクルーズ商品企画を表彰するもので、創設以来、選考委員の一人として...

日本にも本格クルーズの時代到来
2013年から、外国船による日本発着の定点定期クルーズが始まりました。 最初に始めたのは米プリンセス・クルーズで、7万総トンの「サン・プリンセス」で主に横浜発着で9回のクルーズを行いました。もちろんターゲットは日本人マーケットでした。...

中国南部のクルーズ市場拡大
中国の上海や天津港を発着する大型クルーズ客船が大挙して九州の港にやってくることは前回紹介しました。アメリカのクルーズ運航会社が次に目をつけたのが中国南部のマーケットでした。厦門、広州(南沙)、香港の3港と、台湾の基隆港が起点港に選ばれました...

中国から押し寄せるクルーズ客船
6年ぶりにクルーズのコラムを再開させていただきます。前回は146回まで連載させていただきましたが、そのころの日本は、クルーズブームというにはほど遠い状況で、いかに船旅文化を日本に根付かせるかを模索する中での執筆でした。 しかし、今、ク...