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完全週休2日制の旅館も

前回、長い労働時間を取り上げましたが、実は旅館業界にも早々と、1974年(昭和49年)に週休2日制を導入した先駆者があります。そのことを知ったのは16年後の90年、新潟県赤倉温泉、61室のホテル秀山です。

社長にお聞きました。15室の妙高池の平ホテルとレストラン・キャロットの計3事業所の社員59名全員が完全週休2日制。その動機は2年前、友人と訪米した際にレストランやホテルの従業員を見て「日本人が働きすぎなんて、とんでもない。彼らの方がよっぽどよく働いている」と感心し、その原因が週休2日制にあると判断。「日本もこれしかない」と導入を決意したそうです。例えば多人数の秀山の場合は、すべての部署を3名単位の3、6、9名にグループ分けし、原則として土曜を除く6日間、3分の1ずつが連続2日の公休というシステム。むろん社員に好評で、退職者が出てもすぐ応募があり、人手の心配は少ないとのことです。2015年に廃業されましたが、家業から企業に脱皮する一つのモデルを示されたと思います。

中学卒業後25年の79年、久々にクラス会をやりたいという話が出て、3年生の時の担任教師にも声かけをと勤務先を探り、教育委員会であることがわかり電話をかけました。

「寺井先生!昭和29年大森七中卒業のサトウリクオです」とあいさつすると、間髪を入れず「おお、リクか!いくつになった?」との反応。「40です」と即答したけど、それほど印象に残っていたのかなと驚きました。そのクラス会の数年後、先生は50歳余で早逝されましたが、クラス会は私が永世幹事をやると宣言して、現在も毎年続けています(中学校以外も。現在はコロナ禍で休止中ですが)…

(佐藤陸雄=元リーコ代表取締役)

(トラベルニュースat 2021年7月10日号)

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