信金との関係、PRに生かす 米子市観光協会、大阪枚方のイベントで信金顧客にアピール/鳥取
鳥取県・米子市観光協会(野島譲会長)がユニークな観光宣伝キャラバンを行った。大阪府の枚方信用金庫の顧客を対象にしたイベントに参加、皆生温泉への来訪を呼びかけたほか来年開催する「伯耆国大山開山1300年祭」をアピールした。
イベントは「ひらしん年金友の会 健康セミナー」で9月14日、大阪府枚方市の市民会館に約1千人が集まった。健康をテーマにした脳を活性化させる講演などの後、観光宣伝が行われた。
皆生温泉旅館組合の柴野清組合長は、枚方から3時間少しで行ける近さや松葉ガニをはじめとした山海の幸を紹介。同組合おかみ会の宇田川富美江さんは「私たち女将が皆さんをお迎えします。ぜひ、お出かけください」と呼びかけた。大山開山1300年祭実行委員会の奥田晃巳事務局次長は、来年開催する1300年祭の見どころなどをPRした。
さらに、淀江さんこ節保存会の皆さんが銭太鼓や壁塗りさんこなどの郷土芸能を披露、イベント参加者を楽しませた。
米子市観光協会は、地元の米子信用金庫に相談し、信用金庫のネットワークを生かした誘客活動を企画。そのうち枚方信用金庫が企画に呼応し、今回イベントへの出演が実現したほか、9月上旬には同信金と取引のある若手経営者約60人が皆生温泉を来訪、宿泊した。
野島会長は「信用金庫のお客様に直接地域の魅力をアピールでき、すでにお客様の中から直接お越しいただくことも実現しました。今後も継続した関係を深めていけるものと期待しています」と話していた。
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