ひがし北海道は「転泊」のススメ 自然美への道DMO、大阪で説明会開く
一般社団法人ひがし北海道自然美への道DMO(上野洋司代表理事)は4月22日、大阪市北区の大阪東急REIホテルで観光素材説明会を開いた。関西の旅行会社やマスコミ関係者に、大阪より気温が10 度も涼しい「ひがし北海道」への旅行商品化を促すとともに、広大なエリアならではの「転泊」をキーワードに誘客を呼びかけた。
ひがし北海道自然美への道は今年3月末、地域連携DMOとして登録されたばかり。上野代表理事は「昨年までは東観協(ひがし北海道観光事業開発協議会)として10年以上活動してきました。今年から法人化したDMOとして開催させていただくことになった」と報告。「昨年9月に北海道胆振東部地震があり、観光も大きな影響を受けました。ふっこう割に参加いただいた業者の皆様には厚くお礼を申しあげます」とあいさつ。道内7空港の一括民営化による効果や、ひがし北海道エリアで展開するコンテンツの予約体制の確立に意欲をみせた。
![ひがし北海道自然美への道DMO](https://www.travelnews.co.jp/img/190516area1.jpg)
説明会後の商談会の様子
ひがし北海道エリアが滞在ではなく独自性として打ち出しているのが「転泊」。エリア主要部を結ぶ「ひがし北海道エクスプレスバス」を幹線とし、各地拠点発着の周遊バスなど充実した2次交通ネットワークが転泊を容易にしている。担当者は「沖縄では1カ所滞在が70%になりますが、ひがし北海道では転泊する旅行者の割合が4割を超えています。転泊を増やすためのコンテンツを充実させており、旅行会社の皆様によって泊数を延ばしていただくことを期待しています」と呼びかけた。
説明会後は、各地の担当者がまわる商談会を実施。流氷明けの毛ガニやサイクリング観光(網走)、苔の森散策や星空散策(然別湖)、ノースフェイス直営店オープン(斜里)、アイヌ文化の公演とイルミネーションイベント(阿寒湖)、野付半島観光(別海町)などをアピールした。
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