宮津のソウルフード「カレー焼き」復活 新店舗オープン/京都
21/04/28
京都府宮津市の名物として長年市民に愛されていた「カレー焼き」がこのほど、復活した。
カレー焼きは長さ約12センチの棒状の大判焼で、千切りキャベツにカレールーを混ぜ合わせたものが中に入っている。中身は粒あん、カスタードクリームのものも選べ、計3種類がある。

カレー焼き
かつては宮津市鶴賀の駅前通りにあった「あかふく」で販売されていたが、店主の松田一枝さんが2018年に亡くなり閉店。以来カレー焼きも宮津のまちから姿を消していた。
約3年ぶりの復活は、ホテル丹後など観光業を営む丹友商事の中村俊幸社長が、あかふくで長年使われていた鉄板を関係者から譲り受けたのがきっかけ。観光商業施設の宮津天橋立漁師町ととまーと内に新たに店舗をオープンさせ、当時のレシピや地元の人たちの意見を参考に3月からカレー焼きが味わえるようになった。

この鉄板が「カレー焼き」復活のきっかけ
カレー焼きは1個150円。店舗の営業時間は10―15時で火曜日が定休。
記者も実際に味わってみたが、どこか懐かしさを感じさせるやさしい食感。市民に愛されたのもわかるような気がした。天橋立や宮津市内など京都府北部の丹後エリアを観光した際には、宮津市民のソウルフード「カレー焼き」をぜひご賞味あれ。
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