2021年10―12月期の訪日外国人消費は285億円 主要5空港で調査し試算
22/02/03
観光庁が発表した2021年10―12月期の訪日外国人旅行者の消費動向調査結果(試算値)によると、訪日外国人全体の旅行消費額は285億円だった。単純計算でコロナ前の19年同期の1兆2128億円から1兆2千億円弱分の需要が消失したことになる。
今回の調査は新型コロナの影響で、羽田、成田、中部国際、関西国際、福岡の5空港のみで実施。クルーズ客は対象から除かれており、期間中の訪日旅行者数は5万4913人だった。調査の有効回答数が目標回収数に届かないため、今回は試算値として算出した。
訪日外国人の日本国内での1人あたりの旅行支出は51万8千円。通常は16万円前後だが、今回の調査対象の大半がビジネス、親族・知事訪問、留学などが目的で長期滞在者が多いため例年より高くなっている。
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