地域観光のオピニオンリーダー 奈良県旅行業協会・総会
一般社団法人奈良県旅行業協会(中島昭人会長=サンキュー観光)は5月18日、奈良市のホテルリガーレ春日野で2022年度定時総会を開いた。22年度事業は、県観光事業や各行政と連携し地域観光資源を発掘することをうたった。
具体的には(1)地域行政との連携を深める(2)「いまならキャンペーン」へ積極的に参画し、地域社会へ貢献する(3)実質業務の補完的役割を果たすセミナーやウェブ活用促進を図る(4)県内宿泊・食事施設などへの全旅クーポン取扱の説明会を行う−などとした。
中島会長はあいさつで「今まで私たちは奈良県のお客様を県外に連れ出すことに注力してきましたが、それだけでなく地域に根差した旅行会社として、地域の観光行政を支えるオピニオンリーダーとしての使命感を持つことが大事です。ネットワークを最大限に活かし、培ってきた『おもてなし精神』と企画力を持って、存在意義のある活動を展開していきたい」と、今年度事業に対して力強く方針を示した。

地域に根差した活動を展開したい、と話す中島会長
奈良県産業・観光・雇用振興部の平田千江子観光局長は「これまで以上に奈良の観光の推進役として意見をお出しいただきたい」と要請した。
この後、株式会社奈良県旅行業協会(中島昭人社長)と奈良県旅行業協会協力会(中崇会長)の総会も開かれた。協力会事業は夏の情報交換会・勉強会商談会の開催、受入会員扱いの特産物の販売などを決めた。
総会終了後は合同で「ウイズコロナ時代の旅行業」をテーマにしたミニシンポジウムを開き、和歌山県白浜温泉のホテルシーモア取締役の古川涇二営業本部長と中島会長が登壇。古川さんは、自社の中田力文社長の考えで、中小旅行会社への営業を担う大阪案内所をさらに強化するとし「コロナ禍は営業の最大のチャンスです」。中島会長は、コロナ禍で遠方に行けない顧客らに対して自社が所在する御所市の観光の魅力を掘り起こすツアーを実施し、成果を上げたことを伝えた。
- 仕事につながるインスタ 和旅協、SNSの基礎を学ぶ(25/09/19)
- 国内観光活性化フォーラム奈良開催の成功へ協力体制 奈旅協と協力会(25/09/18)
- 0・1%増の3025億4千万円 7月の主要旅行業取扱額(25/09/17)
- 最高賞は佐久市の蔵人ステイ ジャパン・ツーリズム・アワード、213応募の中から選ばれる(25/09/17)
- 二階名誉会長の功績称える ANTA主催、感謝の集いに170人(25/09/16)