道頓堀に観光DX交流拠点 JTBと地域協議会が開設
JTBは9月3日、大阪ミナミの道頓堀に新しい観光交流拠点「Pivot BASE~Travel Cafe @Tonbori~(ピボット ベース ~トラベル カフェ アット トンボリ)」をオープンした。道頓堀ナイトカルチャー創造協議会とともに開設したもので、地域のローカルな情報をデジタルでショーケース化する「道頓堀観光DX化計画」の一環。地元の人と旅行者が交流を楽しみ、この拠点をベースに旅の新たな一歩が広がる、展開するという意味を込めピポット ベースと名づけた。
同施設では、SNS上で話題になっている情報を自動収集し、地域に精通したトラベルコンシェルジュが道頓堀や大阪ミナミの旬なローカル情報(映えスポット、グルメなど)を厳選し、施設内のデバイスに投影する。旅行者は施設で得た情報を自身のスマートフォンに持ち出せる仕組みを用意した。
また、インタラクティブ動画技術を利用した新しい動画視聴体験や、空中ディスプレイによる旅の映像など、デジタル技術による旅の新たなショーケースを体感できる。

拠点施設の店内
ピポット ベースにはインバウンド回復と大阪・関西万博を見据え、多言語対応のトラベルコンシェルジュを配置。外国人を含む旅行者に対応する一方、地域の人々も気軽に利用できるようカフェとしても営業する。観光客と地域の人々が交流する拠点として各種体験や交流イベントの開催も予定している。同時に、旅行者のデータマーケティングを同時に行い、道頓堀観光DX化計画の取り組みも推進していく。
9月1日に施設が入る中座くいだおれビル1階で行われたオープニングセレモニーでは、JTB執行役員西日本エリア広域代表の北村豪さん、道頓堀商店会会長の上山勝也さん、大阪市商店会総連盟理事長の千田忠司さん、公益財団法人大阪観光局理事長の溝畑宏さんがテープカットを行い、ミナミの新しい観光交流拠点オープンを祝った。

ミナミの新しい観光交流拠点開設を祝いテープカット
ピボット ベースは年中無休で11―23時(休前日は24時)に営業。施設利用に際しては1人1ドリンク制。
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