楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

ヒュッゲの考えを知る

23/05/11

デンマークで心の持ち方を指す言葉として知られる「HYGGE(ヒュッゲ)」。物質ではなく、人と人とのふれあいやリラックスした時間に満たされることを大切にする考え方で、いま欧米を中心に広がりを見せているという。

このヒュッゲの考え方がこれからのリゾートのキーワードになる、という旅館の経営者に話を聞いた。人と人とがふれあい「ゆったり」「まったり」とした時間を過ごし、心を満たすことのできる施設づくりに取り組んでいるそうだ。地域内にある複数のグループ施設もそれぞれの特徴を生かしながら、ヒュッゲに沿った宿にしていく考えを示す。

その上で、自社のグループ施設だけにとどまらず、他の宿泊施設や住民までを巻き込んで、地域まるごとヒュッゲで過ごせるリゾート地という壮大な計画を描く。ぜひ、この計画を進め、モデル地区になってもらいたいと思う。

しかしながらよく考えてみると、日本には本来、ヒュッゲと似たような考え方があったのでないか。宿は旅客をしっかりもてなして、人と人の絆を紡いできたし、旅客も心を満たすことに価値を置いた旅に出ていたように思う。ヒュッゲの考えが浸透することで、日本の旅の原点を見つめ直すきっかけになり、より魅力的な旅が生まれることを望みたい。

(トラベルニュースat 23年5月10日号)

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

和歌山龍神に輝く夕夜景

大阪の中心部から車で約2時間、南紀白浜空港から1時間ほどの距離に位置する和歌山県田辺市龍神...

サステナブルアイランド四国への誘い・愛媛編

四国が進める観光のテーマは「持続可能」だ。社会全体のテーマとしてもはや中心に座りつつあるサ...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ