コロナ禍で開催を決断 全旅連青年部、東京都内で第25回全国大会(2) 旅館甲子園、初の3施設同時グランプリ
「草創期には想像できない成果」
大会後に行われたのは旅館甲子園。旅館甲子園は宿泊産業に働く魅力、経営理念、おもてなしなどの観点から“日本一の宿”を2年に一度決めるもので、今回が5回目。
第5回旅館甲子園は、各都道府県から応募のあった117施設からファイナリストとして残った3施設が登場。グランプリには、滋賀県米原市の「グランエレメント」、山口県油谷湾温泉のホテル楊貴館、大分県別府温泉のテラス御堂原(みどうばる)が3施設同時にグランプリに選ばれるという異例の受賞となった。
審査員の一人で、初代旅館甲子園大会会長だった横山公大・第20代青年部長は「旅館甲子園草創期には想像できない成果を出していただいています。グランエレメントはブルーオーシャンという切り口で新たな旅館の可能性を伝えてもらいました。ホテル楊貴館は若旦那の思いのなか、地域への感謝と地域密着型の姿を見せてもらいました。テラス御堂原は新しい価値観のもと、社員教育という最強のツールのなかですばらしい新入社員を育て上げたメソッドを学ばせていただいた」と総評。「3施設同時グランプリには驚いたが、今日学んだことを地元に戻って伝えてほしい」と話した。

旅館甲子園の最後に総評する
横山第20代青年部長
(トラベルニュースat 21年2月25日号)
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