コロナ禍で開催を決断 全旅連青年部、東京都内で第25回全国大会(1) 鈴木体制から第25代・星体制へ
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(全旅連青年部、鈴木治彦部長=岡山県奥津温泉・奥津荘)は2月17日、東京都江東区の東京ビッグサイトで第25回全旅連青年部全国大会in東京、第5回旅館甲子園(鈴木治彦大会会長)を開き、青年部員ら250人が出席した。新型コロナウイルス感染防止のため、全国47都道府県部員にはインターネットを使ったライブ配信も行われた。
「業界が一つになってリスタートする日」に
大会記念式典の冒頭あいさつした鈴木部長は、コロナ禍のなか開いた全国大会について「何度も何度も中止すべきかと考えました。しかし、青年部活動が地域経済を活性化させ、社会に必要不可欠な存在にならなければならないと思ったとき、コロナ禍の大変な時にこそ後輩の青年部員が誇りを持てる全国大会を開く必要性を感じ、決断をしました」と開催の経緯について話した。加えて「業界が一つになってリスタートする日が今日です。新たな一歩を踏み出す大切な日として捉え、覚悟を持って、これまで以上に活発な取り組みをしていきましょう」と呼びかけた。
第25代青年部長に選出された星永重副部長(福島県会津湯野上温泉・藤龍館)は「福島県は今から10年前、東日本大震災で被災し、全国から多大なるご支援をいただきました。ちょうど節目になる10年を迎え、ご支援いただいた感謝の気持ちにお応えしたくて部長に立候補しました。全旅連青年部は若手経営者の集まりで、これからの日本の未来を担う重要な産業を担う団体です。一致団結して『観光を日本の基幹産業としてリトライ』をスローガンに掲げ取り組みたい」と訴えた。
次いで、菅義偉内閣総理大臣のビデオメッセージが紹介され、その中で菅首相は「観光は地方創生の大きな柱です。観光の次代を担う皆さんが希望を持って事業ができるよう全力で取り組みたい」とした。
(トラベルニュースat 21年2月25日号)
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