テラモーターズとJTBグループが提携 持続可能な地域観光を構築(2) EV充電器を旅館ホテルに普及
観光業での取り組みを重視
こうした取り組みにより、利用者と目的地側双方にとって有益なEV充電インフラサービスの基盤を構築し快適なEVライフの創出と、地域経済の活性化、低炭素社会の実現に寄与することをビジネスモデルとしている。
今後は特に観光業での取り組みを重視しており、JTBグループのネットワークを活用してTerra Chargeの導入を旅館ホテルに働きかける。
充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ・管理クラウドの提供、充電設備の設置工事、ハード・ソフトの管理運営などを一貫して担うことで宿泊施設の負担を軽減。「夜休んでいる間に充電をすることがEVの改題に対する最善の解決策」(テラモーターズ担当者)とし設置を促す。
グリーントランスフォーメーション(GX)とは
気候変動が相次ぐ中、世界各国でカーボンニュートラルを目指す取り組みが推進されている。日本においても2050年カーボンニュートラル宣言がされ、脱炭素実現に向けた取り組みはあらゆる業種・業界において重要な経営課題となっている。GXは、カーボンニュートラル実現を目的として、再生可能エネルギーや脱炭素ガスに化石燃料や電力の使用を転換することで社会や経済に変革をもたらすことを指す。
EVによる新たな旅をデザイン JTBコミュニケーションデザイン
2012年に観光地の環境保全と集客を目的に、全国にEV充電器を設置しその運用を続けてきました。今後は、モビリティシフトに備えるEV充電インフラ整備という観点に加え、利用者の利便性向上に資する充電器整備や情報サービスの提供を実施するとともに、動く電池としてのEVのバッテリー蓄電機能による地域における再生可能エネルギーの課題解決に取り組みます。
また、EVのデメリットとしてあげられる走行距離、充電時間、充電場所などを、逆にメリットとして捉え、充電スポットにおける誘客、消費拡大等、EVによる新たな旅のスタイルをデザインすることで、地域の活性化にも貢献します。地球環境と地域経済を共生させ、人々が豊かな自然、文化、歴史とふれあうことを持続可能なものにしていくためには、グリーントランスフォーメーションによる、サステナブルツーリズムの実現が不可欠です。
テラモーターズとの業務提携を機に、両社でしっかりタッグを組んで、基盤構築に取り組んでまいります。
進化型MaaSモデルを構築 テラモーターズ
創業以来12年一貫してEV事業に取り組み、FinTechやIoTも取り入れた単なるメーカーの立場に留まらない事業展開をしています。満を持してEV充電インフラ「Terra Charge」事業を立ち上げ、日本のEV充電インフラを担っていきたいという当社の想いに共感いただき、今回JCDとの業務提携に至りました。
今後、日本のEV充電インフラの整備、サービスの利用ユーザー数の拡大を進めるために、両社で協調した取り組みを進めてまいります。サービス利用時に使用するTerra Chargeアプリ内でも、JTBグループとのサービス連携強化により、充実した生活を実現するプラットフォームとなることを目指すと同時に、移動情報に基づく移動目的自体の満足度向上を実現する進化型MaaSモデルの構築に取り組みます。
事業に関するお問い合わせは
Terra Motors株式会社 Terra Charge事業部
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル802
TEL:03-6823-4959
URL:https://terramotors.co.jp/
(前の記事)テラモーターズとJTBグループが提携 持続可能な地域観光を構築(1) 充電中の時間をデザイン
- 兵庫県尼崎市“尼ロック” 運河クルーズを売り出す(2) モニターツアーは好評(23/11/17)
- 兵庫県尼崎市“尼ロック” 運河クルーズを売り出す(1) 万博に向けアトラクション化(23/11/17)
- 大阪・関西万博まで2年弱(3) チケット券種と価格が発表(23/08/01)
- 大阪・関西万博まで2年弱(2) 万博テーマに沿った催事(23/08/01)
- 大阪・関西万博まで2年弱(1) オールジャパンで機運醸成(23/08/01)
- 総合満足度は大分県、食は石川県が1位に じゃらん宿泊旅行調査2023・都道府県魅力度ランキング(23/07/26)
- 宿泊旅行実施率、延べ宿泊数など各指標で回復 じゃらん宿泊旅行調査2023(23/07/25)