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【観光業界リーダー年頭所感】西日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長 倉坂昇治 氏

新年にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

平素より、私どもJR西日本グループの事業活動に対しまして、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年を振り返りますと、鉄道のご利用が堅調に推移したことに加え、大阪駅周辺の開発や新しい広島駅ビルの開業など、地域の皆様と連携したまちづくりを着実に進展させることができました。また、新しいコード決済サービス「Wesmo!」を導入するなど、リアルとデジタルの融合により、私どもJR西日本グループとしてのパーパスである「私たちの志」を具現化する「つながりの進化」を進めてまいりました。

とりわけ、約半年間にわたり開催された大阪・関西万博では、様々な事態を想定した備えを整えて安全・安定輸送を完遂し、運輸事業者としての使命を果たすことができました。また、オフィシャルストアの展開では、JR西日本グループならではの商品をご提供したほか、大阪ヘルスケアパビリオンへのカラダ測定ポッドの提供や会場内外での様々なイベントなどを通じて、来場者の皆様の心が動くおもてなしに貢献できたのではないかと考えております。万博期間中に培った想像力と創造力、そして社内外の皆様との連携による価値創造の力は、私どもにとって大きなレガシーとなりました。

2026年は、現在策定中の新しい中期経営計画がスタートする年となります。安全性の向上を基盤に、各事業において創意工夫を重ね、パートナーの皆様との共創を深めて、果敢に挑戦することで、お客様や社会から信頼され、選ばれ続ける存在となるべく邁進してまいります。

私どもにとって、鉄道の安全性向上は経営の最重要課題であります。昨年12月には「福知山線列車事故車両保存施設」が完成いたしました。事故の事実や悲惨さ、反省と教訓を継承し、いのちの大切さを心に刻みながら、将来にわたり安全な鉄道の実現に向け努力を重ねてまいります。

また、私どもを取り巻く経営環境は、少子高齢化、災害の激甚化、インフレや金利上昇などとともに、AIをはじめとするイノベーションの進展も加速しています。こうした社会の変化に対応し、鉄道の安全性や生産性の向上、事業の選択と集中に取り組むことが不可欠となります。あわせて、わが国における社会課題の解決に貢献していくところに、「私たちの志」の実現に向けた機会も広がっているものと考えております。

顧客起点での経営を旨に、生活の様々なシーンで私どもが提供する商品やサービスをご愛顧いただけるようグループを挙げて取り組みます。お客様や社会への提供価値を一層高められるよう、グループ内外の皆様との共創を通じて果敢に挑戦してまいります。

価値創造を実現する原動力となるのは、社員一人ひとりです。多様な人財がそれぞれの強みを発揮し、いきいきと活躍できる環境づくりを進め、総力を結集してグループの持続的な成長を目指してまいります。

本年も皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

年頭所感

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