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意欲は高まる反面、様子見が大勢 じゃらんRC旅行市場調査

じゃらんリサーチセンターはこのほど、2020年3月から定期的に調査している「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」の第10回目の結果をまとめた。旅行意欲は調査開始からの最高値となる67・7%を記録したものの、実際に旅行することについて様子見が大勢を占めることがわかった。

調査は11月末に20歳以上の全国1652人を対象に実施した。

旅行意欲に関しては、すでに意欲を示している層が調査を開始した20年3月以来最高値を記録した。ワクチン接種者では59・8%が旅行に前向きで、これは前回調査(21年9月)から8・2ポイントの増加。ただし、旅行に行きたいが様子をみている人が全体の46・0%を占めている。

22年のGWを除く春の旅行意欲は34・0%で、前年同時期(20年10月)の調査と比較して9・6ポイント増加。前回調査と比較しても6・7ポイント増え、旅行意欲は高まっている。特に、60―70代女性については22・1ポイント増だった。反面、ゴールデンウイークについては前回調査、前年調査と比較してもほぼ横ばいの結果にとどまっていた。

同センター研究スタッフの五十嵐大吾さんは「ワクチン接種の広がりや感染者数の減少を受け、徐々に旅行を再開する兆しが表れている。しかしながら、旅行意欲のある人の大多数は、旅行の再開に関しては慎重な様子がうかがえる」とし、旅の分散化への対応が重要になると指摘している。

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