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クルーズの経済効果-買物代が一般観光客の3倍

クルーズ客船がやってくると大きな経済効果があると言われています。その一つが乗客が上陸して使う消費ですが、その金額を正確に把握するのは容易ではありません。各港で調査が行われていますが、この結果がばらばらで、どのくらいの消費額が本当なのかがよくわかりませんでした。それは、クルーズ客には、船上販売のオプショナルツアーの参加者、独自で観光する個人客、港の周辺だけ散歩して過ごす客まで様々な乗客がおり、その一部からだけの聞き取り調査に基づいているためです。

今年から、観光庁が行う訪日観光客の消費動向調査に、クルーズ客船での訪日客の調査統計が加わりました。この調査は、大型クルーズ客船が頻繁に寄港する博多、長崎、那覇港で行われ、四半期ごとに結果が公表されます。

その速報結果によると、今年の1―3月期でクルーズ客1日あたりの旅行中支出は約3万1千円で、クルーズ以外での訪日観光客の約2万6千円を5千円余りも上回るものでした…

(池田良穂=大阪経済法科大学客員教授)

(トラベルニュースat 2018年10月10日号)

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