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四万たむらのコロナ対策 旅行再開は愛用宿から

6月24日(水) 6月19日の県境越え自粛解除後、最初に泊まるのは勝手知ったる愛用の宿が安心。四万温泉たむらは大規模なので、構造的にも三密が発生し難い環境。コロナ対策の「お籠りプラン」も登場し、即座に予約しました。

群馬県民向け一人5千円割引も実施中で、宿に到着すると結構な賑わい。しかし、日帰り入浴を一時的に中止していたので、多数ある温泉浴場は余裕があり快適。昼間は浴場も含めて館内至るところの窓を開け、換気への配慮も十分です。

客室はもちろんエレベーター内を含む館内各所に、次亜塩素酸水スプレーが多数配備され、なんだか安心。しかし、帰宅後に厚生労働省のサイトを見ると、テーブルやドアノブの消毒用とありビックリ。てっきりアルコールと同様に、手指の消毒にも使えると誤解したので要注意です。

通常の夕食は個室料亭での会席料理ですが、お籠りプランでは客室ドアの前に、夕食を配膳。宿泊者自身が客室に並べて、食後も自分で廊下に戻します。

勝手が分からず困っていると、結局中居さんが客室に配膳してくれましたが、なんだか申しわけない気分。でも、四万たむらで部屋食は初めてだったので、すぐに気分が良くなり、返却は時間ギリギリに。

その際もプラスチックの番重に戻すべきか悩んでいると、結局仲居さんに「そのままで、いいですよ」とサポートされる始末。手間が掛かる客で本当にすみません。

布団敷きもセルフのプランなので接客頻度が減り、感染リスクをお互いに軽減。一方で、その方々の仕事はどうなったのか、ちょっと心配。とはいえ宿泊料金が割引された上に、飲み物の持ち込み料金も込みだというので、コンビニ袋に入った酒類を初めて堂々と持ち込めて、やっぱり気分がいい。翌月からコンビニ袋が有料化されることもあり、忘れられない宿泊になりました…

(藤田聡=温泉研究家)

(トラベルニュースat 2020年8月25日号)

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