楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

視覚障害者の社会的障壁と合理的配慮

バリアフリー社会を目指していく中で、生活の中で生じる不便や困りごとを「障害」と呼んでいますが、その障害が起こる原因が個人の心身機能に制約があるために起きているのか、社会のしくみに原因があるのか、そんな議論がされています。

多様な人々を受け入れようとしない社会的障壁(バリア)を取り除くことで、様々な人にとって障害(不便や困りごと)のない社会が構築されるとしています。

4つに分類されている障壁の中でも心の障壁(バリア)が最も克服が難しいようです。知らないことが誤解を生み、誤解の上に偏見を生み、偏見が差別を生み出します。

例えば、視覚障害者の見え方は様々で個人差も激しいのですが、まったく見えないと思いこんでいる方が非常に多いです。「私は視力に障害があるのではなく、視野に障害があって見づらいだけなのです」という方もいます。白杖を持っているだけで、急に腕を引っ張られ、転倒しそうになったことなど、知らないこと(心のバリア)がかえって障害を作り出してしまうこともあります。まず私たちは、障害に対する正しい知識を持つべきです。

受験シーズンの今、視覚障害者にとっての障壁を考えた時…

(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)

(トラベルニュースat 2022年2月10日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ