熱海海上花火大会 8月5日から再開、当日はライブ配信も
熱海に花火が戻ってくる。コロナウイルス感染症拡大に伴い、政府が求めていたイベント開催制限が8月1日に解除されるのを受け、熱海市は「熱海海上花火大会」を8月5日、熱海湾周辺を会場に開催する。ライブの動画配信も予定している。
市では「熱海市の経済を徐々に再始動させ、回復軌道に乗せるため、熱海観光を⽀えてきた最も歴史的なイベントである8⽉5⽇開催の花火大会を検証の場として、観光協会、ホテル旅館協同組合、商工会議所と熱海市によるオール熱海の体制で実施します」と不退転の覚悟で臨む。
緊急事態宣言が出ていないことを開催条件に、三密に配慮した運営など適切な感染防止策を講じた上で行う。
市民、別荘所有者、宿泊客を主な対象とし、日帰り客には事前に動画配信サイトなどで感染対策の徹底を呼びかける。
長時間の密集を避けるため、打ち上げ時間は20時30分からの15分間(通常30分)に短縮し、観覧場所の案内も詳しく行う。基本的に自宅や別荘、宿泊施設からの観覧を勧めるが、海岸近くには宿泊客専用の観覧スペースを確保する。
花火終了後、帰りの人が集中しないよう、時間差の誘導や、道順の分散化の案内に努める。
熱海海上花火大会は、1952年に始まり、今年で69年目を迎えた。台風による高波被害や、中心街の979戸が焼失した大火から復興した努力を継承しようと打ち上げたのが始まり。
今では、夏だけではなく年間を通して10回以上開かれているが、今年は4月以降の花火をすべて中止した。
8月5日の花火は時間を半分に短縮するが、打ち上げる数は減らさないことで、よりダイナミックな海上花火が期待できる。
熱海海上花火大会は、8月5日以降も18、21、23、27、9月22、10月10日、10月24日に開催を予定している。
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